調査事例【浮気調査】岐阜県 娘さんのご依頼
実家の父が、最近帰宅しなくなった父の行動を調査してほしい。
依頼内容
京都からの電話で岐阜県の浮気調査がして欲しいとのご依頼。
よくよく話を聞けば、岐阜県から京都に嫁いだ娘さんが実家の父が、最近帰宅しなくなり、母と相談の末に探偵に依頼して真実を判明しようとのこと。
娘さんは、北村調査事務所を10年以上昔から知っていて母親に勧めた。
調査業務に入る前に、母親と娘さんに来社をお願いして、調査に必要な情報をお持ち頂いた。父親の写真・父親の乗る車のナンバープレート記載事項全部・実家の住所・父親の行動パターン(調査の実務でこのデータはとても大事で、料金が安く早く終了するかを左右します)
特殊な時間帯の自営業でしたから、曜日毎の行動パターンを聞き取り調査に備える。
実家に家族がいない時を見計らって、少しずつ父は衣類等を運んでいるとのことで、確実に実家に立ち寄る日にちは不明、職場からの調査を提案したところ、母親も娘さんも職場からの調査(尾行調査)は、やめて欲しいとのこと。
日数がかかっても実家に父が現れた時に、追跡してどこに行くのかを判明して下さいとのご依頼。過去のデータでは、土曜日と日曜日の15時~16時ぐらいに実家に荷物を取りに来ているので土曜日と日曜日に特化して調査をすることで決定して、調査の中間報告は娘さんの携帯電話へすることで決定。
浮気調査の内容
日曜日の14時少し前に実家に父親の車が現れ、家の中に入っていった。
東西南北どこへ走っていかれても良いように配車して、父親の車が動き出すのを待った。
待つこと30分余り車が動き出した。
追跡がばれないように、慎重に後を追う。岐阜県でもかなり大きい道路で交通量もあり比較的尾行は楽だった。岐阜市のはずれの田んぼの真ん中にある賃貸アパート(テレビCMでよく見かける2階建)に車が着いたが、室内に入る瞬間が判明しなかった。
翌日の月曜日には父親は仕事に出勤が分かっていたので、現場の調査員にそのまま現場近くにいて、出勤一時間前ぐらいに何号室から出てくるのか判明させてから帰社するように指示。
浮気調査の報告
調査の結果は、父親は賃貸アパートに女と暮らしていた。
職場からの調査をご依頼人様が断った理由は、その女が職場の従業員だったから。(勿論、調査依頼時には、確たる証拠は無かったので言わなかった)
父親が出勤時に女が車に同乗して出勤したので二人ともビデオ・写真に鮮明に写り、とても良い報告書になった。
(なぜ、ここで写真のできを強調するかは、母親が写真を見れば人物が判明するレベルならば女の身元調査は不要だったからです。結果は写真から従業員と判明して弊社が報告書を書くために女の履歴書をFAXして頂きました)
不貞行為の証拠も相手も全て記録した報告書を完成させて、娘さんに見て頂いたところ再調査のご依頼(ご主人が法律家で不貞行為の連続性を記録して欲しい)があり、不倫現場がアパートと判明しているので追いかける必要もなく、一週間の浮気・不倫の調査結果を克明に記録して調査完了。
◯浮気調査のその後
娘さんのご主人が法律家ということもあり、弊社のアドバイスは要らないだろうと思っていたところ、京都から娘さんとご主人、岐阜からお母様が三人でお礼にご来社頂きました。
丁重なお礼を言われて調査業者ならば、当たり前のことを料金を頂いて遂行しただけなので恐縮していると、「じつは」とご主人が話し出したのが。
- 満足のいく報告書を有難う御座います。
- 妻は今、身重で実家のトラブルに関わっていると体にさわる。
- 岐阜のお母様もまだ結婚していない息子が三人いて、離婚を急いでいない。
- 自分は法律家だが、嫁の実家の離婚騒動には、関わりたくない。
- できるだけ名古屋か岐阜の法律家に任せたいが、それは北村社長に任せたい。
- 実家のお母様の、相談相手になって欲しい。
別にこの程度の話は、よくある話なので、「わかりました」と快諾しました。
ここから約一年半近く、岐阜のお母様とのお付き合いが有りましたが、紙面には書ききれない色々な家庭の事情が有りまして、結果として離婚には至っていません。
全部は書けませんが、一部分を書けば、お母様が夫の母親(姑)の看護をとてもよく看る方でした。
弊社で 「お母様、まだ離婚の意思は固まらないですか?」とお聞きすると、
「北村さん、離婚するのは簡単だけど、私が居なくなると母が困るのは、分かっているので出来ません」
「でもお母様、お手伝いさんでも頼んだらいいのでは?」
「深夜も看てくれる、お手伝いさんはいません」
「私も母のことが好きで、ここまで来られたのですから」
「最後まで母の面倒を看たいと思っています」
この言葉を聞いて京都のご主人がお母様の相談に乗って下さいと言われた意味が分かりました。
「お母様、長男さんにはお父さんの浮気は喋っても大丈夫かな?」
「毎週末自宅に帰ってこないから、長男は分かっていると思います」
長男さんに来社して頂いて今までの一切を説明しました。大変憤っておられましたが、お母様がこんなに家族を大事にしているのを伝えて、父親が女と別れる方策を伝授しました。
結果は、女も家族全員に自分の不倫がばれていることが分かって、身を引いたそうです。しかしその後も、姑の面倒は今も看ておられます。頭が下がりました。今では、一年に年賀状を頂く位ですが、父親もおとなしくなり、悪い遊びはしていないそうです。
娘さんの的確な調査依頼のタイミングと、お母様が短気を出さずに家族を思いやった結果が離婚にまで至らずに済んだ事例です。