調査事例【浮気調査】名古屋市 40代男性の依頼
嫁がアルバイト先の店長と不倫・・・その結末は・・・
相談
40代の中盤位の男性が依頼者様、奥様が数年前からアルバイトに出るようになったが、特に問題も起こらず一年前までは、平穏な生活だったのだが、この一年間は明らかに妻は浮気を隠そうともしない、勿論、今から浮気をしてきますと言って外出する訳ではないが、中学に行っている二人の子供の事を今までとは違う態度で接しているようだ。子供は二人とも男の子で、母親の変化には父親である自分より早くから気が付いていたと言われた。子供も年頃で、現在の状況が続くようならば離婚も視野に入れて浮気調査を依頼し、結果しだいでは法的処置も辞さない覚悟ですとの事。
打合せ
奥様は、アルバイト先から退社時間になっても、4~5時間帰らない時と、一旦、自宅に帰ってから外出し4~5時間は行き先不明の日が有る。情報として下記の物を頂き、浮気調査開始
- 住所
- 勤務先住所
- 奥様の移動用自家用車
- 勤務の月間シフト表
- 奥様の顔写真
調査開始
夫からの情報では、いつ浮気するかは、まったく分からないので、北村調査事務所に全てお任せしますとの事、そういうことならばと、依頼を受けた翌日から調査を開始した。
当然、妻がアルバイトに出る日の退社時間を狙っての調査。
調査初日から、妻が帰宅時に近くの24時間営業の大型スーパーに行き、後から来たアルバイト先の店長の車に乗り込み、ラブホテルに直行。4時間程してラブホテルをチェックアウト、先ほどの大型スーパーの入口で妻は降りてスーパーの店内に入り食料品を買い、何事もなかったように帰宅。
夫に経過を報告して、調査の詳細を伝えた所、意外に「あぁ、やはり、そうでしたか」という感情の無い返事、証拠を3回分押さえてくださいとの依頼のため、後日からも継続調査。
結局、初日はタイミング良く浮気の日に当たったが、依頼日から10日目で3回目の浮気現場を押さえられた。浮気が無かった日を使い、アルバイト先の店長の自宅を割出をしておいた。
家族もあるだろうと思っていたが(店長の乗用車のナンバーが、41-88 ヨイパパこんな番号は所帯持ちしか付けない)今時珍しく表札に家族全員の名前が出ていた。大きな家で二世帯住宅と思われる。依頼者である夫から、店長の名前は聞いていたので、推測すると妻と子供が三人である事が容易に分かる。
調査報告
報告書が出来上がってから連絡をくれれば良いと、全てお任せだったので、報告書が出来ましたので取りに来てくださいと伝えた所、「○日までは忙しいので行けない」とのご返事、結構長いなと思いましたが、別に何の実害がある訳でも無いので、数週間待ってからのご来社、調査報告となった。
ご来社の日、「お久しぶりです」と言ったところ、依頼者様から意外な言葉が、「長くお待たせして済みませんでした、お盆休みを利用して家族で海外旅行に行って来ました」と言われた。
さすがに、違和感を感じたので、「このタイミング家族旅行ですか?」と訊ねたところ、「ええ、妻の浮気は子供には関係無い事なので」との回答、素晴らしい父親ぶりだと感心していたら更に、「相手の男に直談判しに行って来ますので、自宅の電話番号を調べてください」と言われた。
「いや、直談判する気ならば、直接会社に電話して、○○の夫ですが店長さんお願いしますと言えば、当然出ますから、本人の携帯電話の番号を本人から聞けますよ」とアドバイスした。
「なるほど、そうします」と言われて帰られた、直談判とは穏やかではないので大丈夫かなと気にしていたら、報告があった。
調査報告その後
依頼者様は、開口一番、「北村さん、妻とは離婚しませんよ」と言われた。
また、なぜ、あんなに証拠が揃っているのにと思い聞き出してみると、こんなことでした。
妻は昔から性欲が強く、昔からこいつ浮気しているなと思う事が度々ありました。
子供がいるので、家庭内で言い争いは、したくないので、黙っていましたが、今回は、外出の仕方が目に余るので調査会社を使いましたが、アルバイト先の店長と会って話をしたところ、私が想像していた通りの言葉が店長さんから出てきました。
- 店長に家族があることを知っていて、誘ったのは妻の方
- 店長も部下である妻に家庭がある事は知っていて、手を出したのは、申し訳ないが、一回目の不倫の後から、度々誘ってくるのは妻の方であり、付き合わないと店長の家庭にバラすと脅かされていたと言うこと。
- 店長は、全て本当の事だから貴方の奥様に聞いてくださいと言われ、しかし、部下と不倫関係になったのは、店長である僕の責任だから、示談で解決して欲しい、慰謝料も払うから和解書を作成して欲しいと言っている。
僕は、夫だから店長の言っている事が真実だと分かる。
だから慰謝料は、北村調査事務所にお支払した調査料金の領収書の金額を店長に提示したら、それで勘弁してくれるのならば、ありがたいので、すぐにでも支払をさせてもらうとのこと。
数週間後、依頼者様がご来社になり、和解書を見せてくれた。
さすがに、企業の法務部で勤務しているだけあって専門家が作る書面と同じ文言で作成されていた。
「無事に解決して良かったですね」と伝えると、「いゃー、北村さん、僕も店長も被害者ですよ、女房も後10年もすれば、浮気したくても誰も相手にしなくなりますから」と言われた。
何て出来た旦那さんだと感心していたら、最後にびっくりする言葉が、「実は店長とは話が合って今は、ちょくちょく会ってます」
共通の相手の被害者とはいえ、妻の不倫相手と飲めるとは、人は色々だなと思い知らされました。
誤解の無いように付け加えると、依頼者様は上述した通り、一流企業の法務部勤務で、相当、頭脳明晰です。けして、変な人ではありません。その証拠に現在は二人の子供たちは、立派に成人し奥様とも離婚していません。