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1 離婚する。

「離婚をする」を選択された方は、大雑把ですが離婚の仕方が三通りに分別されます。

当事者同士で話し合いをし、市町村役場に離婚届けを出して離婚する。

当事者同士と両家での話し合いの結果、条件を取り決めて離婚協議書を作成し離婚する。

当事者同士と両家+代理人弁護士を入れ、調停、審判、裁判等の判決による離婚をする。

上記、①~③に対する、メリットとデメリットの解説します。

 

①当事者同士で話し合いをし、市町村役場に離婚届けを出して離婚する。

【メリット】

離婚に至るまでに当事者同士だけで、離婚届けを作成し役所に提出するだけで、離婚が完成しますので、当事者以外の人物の意見を聞き取り、自分の意思を調整する必要が無く、若くして結婚して婚姻生活が短い夫婦には、精神的にも金銭的にも楽な方法です。

【デメリット】

貴方に離婚に至る非が有った場合には、何の条件も付けられないのですからラッキーと言えますが、逆に離婚に至る非は相手方に有った場合には、書類上は既に離婚しているのですから後から条件を付けようと考えて実行しても無理な場合が有ります、なぜならば、不貞行為には時効が有り、更には離婚当時に貴方は不貞行為を知っていて条件を付けなかったのですから、法律的には、離婚時に不法行為の結果に対する損害賠償や生活保障等の請求権を放棄したと解釈されます。

②当事者同士と両家での話し合いの結果、条件を取り決めて離婚協議書を作成し離婚する。

【メリット】

当事者同士と両家の話し合いの結果の条件を離婚協議書にする訳ですから、①のように後から、「しまった、あの時あれを主張しておけば良かった」という思いをする事が少ないことです。

婚姻期間が5年~10年位の若年夫婦の離婚には適している方法と考えられます。

【デメリット】

当事者同士もしくは両家に法律(民法・家族法)に強い方がいれば問題はないのですが、婚姻後に資産負債等に増減ができるのは当然ですから、その案分割等を公正な評価の下で書類にすることは大変難しい事柄です。

結果、離婚後に収入の少ない方(主に妻)が、私は不利(条件の悪い)な離婚をしたと思いますし、年金分割をしたくとも離婚協議書だけでは年金分割はできません。
年金分割を必要とするならば、離婚協議書(法的必要要件記載の物)を公証人役場に持って行き、公証人に認証して頂かなくてはなりませんし、後日には、離婚により夫婦でなくなった事を証する戸籍謄本を社会保険事務所に提出して、将来得るべき年金の受取人を自分にしなくてはなりません。 (年金分割の手法は、簡略で記述してあります、現場サイトではもっと複雑です)

③当事者同士と両家+代理人弁護士を入れ、調停、審判、裁判等の判決による離婚をする。

【メリット】

改めて書く事でも有りませんが。法律家を入れて離婚をする場合には、当然ですが、貴方の代理人弁護士は貴方に最大限有利な離婚ができるように提案しますし、その努力も惜しみません、当然です、成功報酬が貰らえる仕事をする事が代理人弁護士の仕事ですから。相手方との煩わしいやり取りも、全て弁護士事務所が取り行って下さいます。

しかし、いかに代理人弁護士を雇ったとしても、貴方と相手方の財産や負債、そして、貴方の事柄と相手方の事柄は、貴方自身で代理人弁護士に良くわかるように伝えなくてはなりません。弁護士は、事件解決の間まで、貴方の代理人弁護士で有りますが、貴方自身では有りませんので、「自分の権利は自分で守る」という当然の法律行為は実行しなくてはなりません、「弁護士を雇ったから私は大丈夫」という、法律家から見たら意味不明な自信は失くしましょう。お金の無駄使い以外にも、別の面で、相手方も代理人弁護士を雇うでしょうから、弁護士の使い方が上手い方が、有利な離婚を勝ち取るのです。

あえて、メリットを記述するところに、難しい話とデメリットとも取れる、苦労を記載するのは、最近特に代理人弁護士を雇い、これで安心と自分自身でしなくてはならない仕事(弁護士との緻密な打合せ)をしない依頼者様が増えてきているからです。

当然、代理人弁護士を雇うのとそうでない場合では、訴訟を有利に展開する行為では、話にならない位に違いが有りますが、法律家を雇うという行為は、コンビニで商品を買うのとは、お金を出すという部分が同じだけで、雇い主の貴方が真剣に自己の利益を守る為に相手方よりも更に真剣に弁護士と打ち合わせをしなくてはなりません。

○○とはさみは使いようと言う言葉通り、上手に使う依頼者になりましょう。
当然、北村調査事務所では、弁護士さんとの連携は毎日のことですから、依頼者様に適切なアドバイスができると考えています。

【デメリット】

「離婚は結婚の何倍も苦労する」と多くの方が言われますが、まさしくその通りです。

お金は掛かる(弁護士費用)、弁護士との打合せの為に時間は掛かる、弁護士事務所が近くに有るならば、時間的制約もまだ少しは楽ですが、調査事務所の目線で意見を言えば、本当に実力の有る、依頼者が、その弁護士の評判を聞いて依頼に来る弁護士事務所は、高い家賃の一等地のビルには入っていませんし、受付だけが業務の女性も置いていません。立派なビルに受付嬢、中に入るとフカフカの絨毯で、弁護士のデスクは特注品のような物、北村調査事務所では、そのような御立派な弁護士様とは、お付き合いがありません。
簡単な話です、貴方が宣伝広告をしなくても依頼者が来る弁護士事務所を経営していたとしたら、高い家賃は払いませんし、受付嬢の変わりに優秀な事務員を置くでしょう。離婚時のデメリットと何の関係が有るのかと思っている方々へ、そろそろ本題です。

医者は、内科、外科、眼下と専門分野をあげていますが、弁護士事務所は、本当に得意分野が色々です。
にもかかわらず、○○弁護士事務所としか記載がありません。
少し簡単に説明すれば、刑事事件が得意な弁護士さんに民事事件を依頼することは、外科医に内科の手術をお願いするようなものです。
立派な企業の経営者様ですら、どこの弁護士が何が得意分野、ほとんどの人が知りません。
まして、一般生活を今まで過ごして来た貴方が、貴方の案件に合った弁護士事務所を探し当てて、相談し依頼して裁判で有利な判決を受けるのは、誰かの手助けが無くては、到底無理な話です。

この文章を書く前に、名古屋市内の弁護士事務所のホームページを一通り見てから書き出しました。
露出の多い目立つ弁護士事務所は・・・

  1. サラ金、信販会社に対する過払い請求訴訟
  2. 自己破産、債務整理、民事再生。
  3. 労務問題の未払い賃金請求訴訟
  4. 後は、何でもやりますと、色々列挙していますが、実態は保険会社の示談が主たる仕事の弁護士事務所。

上記の弁護士事務所に貴方の民事事件を持ちこんで、果たして良い結果が出るでしょうか?

北村調査事務所には、顧問として名古屋裁判所を定年まで勤め上げた裁判官がいます。
ですから、どこの弁護士事務所の誰が朝から酒の匂いをさせて書類を持ってきたとか、二日酔いで裁判に遅れて来たとか、東海エリアのことでしたら、少しは分かります。

まとめると、お金と時間が掛かり、しかも弁護士事務所を選ぶのにとても苦労するということです。

それでも、弁護士を雇って法的に有利な離婚をする方をお勧め致します。

当然、適切な弁護士事務所を紹介が必要ならば、北村調査事務所のお付き合いがある弁護士事務所を紹介させて頂きます。

 

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